(C)藤島康介/講談社
 このベルダンディーver.1は、
私がWFに参加するきっかけになった、初めてのフルスクラッチです。
GKキットとフルスクラッチをほとんど同時に始めた私は、
材料の選択から始めなければなりませんでした。

当時からフィギュアのフルスクラッチをしていた弘芸社の社長にいろいろ教えて貰いながら、
自分に相性のいい材料を探すのに大変でした。
その為一次原型は、ファンド、ポリパテ,エポパテ、スカルピーといろいろな材質の寄せ集め。
 硬度がまちまちなので途中、収集がつかなくなりまり、
なんだかんだで10ヵ月 完成までかかっていまいました。

そのかいあって、自分に相性のいい材料をみつける事ができました。

 その材料はエポキシパテです。

それもタミヤの高密度タイプ(ブルー)、私にとってこのパテは堅すぎず 
それでいて柔軟なところがとても気にいっています。
しかしとても高価で このベル1を造るのに2ケース近くも使ってしまいました。
(1ケース12個入りで、1個400円)
私が力の加減が出来て、器用であればファンドを使うのですが、
右手68キロ左手72キロの握力ではファンド ポリパテ スカルピーは脆すぎるのです。

 それから複製作業も初めてで ベル1の複雑な形状を何処で分割するか そして 
どの角度で シリコン型に納めるか、市販のシリコン型でどれくらい保つのか
 何個抜けるのか メンバー内で誰も知る者はいませんでした。

 スタッフ全員すべてが初めてずくしで今おもえばかなり無謀だったとおもいます。

 まあ、何はともあれ 2000年冬のWFには無事、出展、販売することができて良かったです。

http://www.kgs-hiromen.jp/